(C)1999 by Julia Gorton |
■20世紀アメリカを代表する詩人イヴ・メリアムは、幼い子どもたちのために1から10までの数を織り込んだ詩を作りました。 ■この詩の特徴は数が10から始まっていることです。数の基になる1は繰り返し登場するので、終わりにはちょっとした仕掛けがあります。 ■メリアムは、この詩に次のような願いを込めたと言われています。 1.世界中の子どもたちが小さいときから別けへだてなく仲良く学べること。 2.物事は見る場所によっていくつにも表現できること。 ■絵本の掉尾を飾る最終ページには詩がありません。このページは、挿絵を描いたジュリア・ゴートンが付け加えたものです。 ■ゴートンと編集者は「つみ取られたバラはどうなったの?」と尋ねる幼い読者のために、詩人の意図をより鮮明にしようとこの決断をしました。 ■ゴートンが詩を基に創造した10景の庭、そこに咲くまっかなバラ、そして子どもたちの笑顔には人間に一番大切な「心のありよう」が表現されているとも言われます。 ■また最近は、従来の絵本には見られない次のような働きも指摘されています。 1.この絵本を読んでもらうと知らず知らずに子どもたちの集中力が高まり、聴く力の向上につながる。 2.お年寄りに読んであげると、介護を受けているような人でも思わず大きな声を出して答えてくれる。 3.引き算をするので普段とは異なる記憶力が必要になり、結果として脳の老化防止に役立つ。 4.繰返し読んでもらうことで、漢数字の正しい読み方を身につけることができる。 ●購入お申し込み ⇒メール ⇒FAX 0467-55-5772 |